ダメ出しばかりしてフィードバックをくれない人

時間がないことを理由にして、「大まかな部分」と「細かい部分」だけを記述した設計書を書いてしまいました。
大まかな部分と細かい部分をつなげる中間部分を書かなかった理由は、システムの全景が理解できていれば記述しなくてもよいからでした。

ところが、その前提条件を理解していない人が設計書を見てプログラミングをすることになったのでさあ大変。
CAMUSはあっという間にその人の餌食になってしまいました。(泣)

本来なら、その前提条件はその人は理解していなければならない人なんです。
しかし、時間がないのでそれは平行で理解してもらうことにしました。

そして、こう付け加えていました。

「(設計書が)突貫工事で作ったので、曖昧になっている部分も多数あると思います。
 わからないことがあれば、自力で判断しないで気軽に尋ねてください」

そういっていたにもかかわらず、その人は、あれやこれや自己判断し、勝手にプログラムを作っていきました。
そしてテストフェーズになって、自分で判断した設計書の解釈との差異に気がつき、CAMUSに噛み付いてきたわけです。

「設計書と食い違っている」
 (本来は食い違っているのではなく、判断の基準がテストとプログラムでは違うだけ)
「設計書に書いていなかった」
 (前提条件さえ理解していれば、理解できた部分です)
「(設計書に書いていなかったから)自力で○○と判断した」
 (だったら勝手に判断しないでこっちに聞いてよー)

時間のない状況でどうすればその補完をできるのかを提案するために、
「なぜそういう判断をしたのか?」
をたずねても、その人は「設計書に書いていない」「どうして(CAMUSがその部分を)書かなかったのか」「(CAMUSがその部分を)書いてくれればいいのに」だけを繰り返してきます。

全部を書いて欲しいのはわかるのですが、今はそれだけの余裕は残念ながらありません。
だからこそ、決められた時間内でなるべく多くの、そして最小限の記述の方法を提案したりしてみても、「全部を書いてくれなきゃ困る」という回答しか返ってこないし、どうすればなるべく少ないコストですべてに近いことを書けるのかのヒントをこちらも欲しいので「どうしてそういう理解になったのかをフィードバックして欲しい」とお願いしても「そっちが悪いから全部何とかしろ」としか返ってこないんですよ。

忙しいのはわかる。
忙しいからこそ、きちんと設計書を書いておいて欲しいのもわかります。
だったら、きちんと設計書を書くためにダメだしばかりして勝手に行動しないでフィードバックぐらいくださいませよ。
私がきちんと設計書を書いていなかったのは本当に悪いことなんけど、それを攻めるばかりではこっちも辛いだけですよ。

忙しいのはお互い様ジャン。(泣)

こんなんだから、おうちに帰ってもお仕事しなきゃならない有様なワケですよ。(涙)
申し訳ないが、この人とは仕事をしていて辛いだけです…。ごめんよ。ああ、愚痴ってすっきりした。(爆)

2004/09/28 後日談
ダメ出しばかりしてフィードバックをくれない人が、誤字脱字系のダメだしをメモしてくれました。
でも、その方の下さったダメ出しのメモ内容が「誤字脱字だらけ」だったのはナイショです。(笑)