人の命は尊いからこそ、そこにある奇跡を忘れてはいけない

超珍しく時事ニュースネタです。

nanako先生のところで産婦人科医が逮捕された件が大きな波紋を呼んでいることを知り、
そして、今日、このニュースが。

 産婦人科医:志望4割減 不規則勤務、訴訟リスク…

04年度に必修化された2年間の臨床研修制度を終えて4月から大学で産婦人科を専門に選ぶ若手医師は、制度発足前に比べ4割も減ることが日本産科婦人科学会(日産婦、武谷雄二理事長)の調査で分かった。勤務条件の悪さや出産トラブルによる訴訟が多いことが敬遠材料になっている。福島県立大野病院で起きた帝王切開手術中の死亡事故で、産婦人科医が業務上過失致死などの罪に問われ、学会内には「さらに希望者が減る」との懸念もある。

医師が逮捕されたことも手伝ってか、
子供を産むときに必要な人手が減ってしまいそうです。
悲しいことです。

命は尊いものです。
それは私もわかっています。
命の誕生の場で、命の火が消えてしまったこと、
ご遺族はさぞ腹立たしかったことと思います。

その命の日が消えてしまった時に、その場に医師がいると、
医師にその責任を負わされる、そんな今日この頃…。
…医師に責任を負わせてしまった人(ご遺族だけではなく)たちは、
何か大切なことを忘れているんじゃないかと私は思いました。

 生きていることは当たり前のことですか?
 生きていくことは、死ぬことより難しいことではないのですか?

出産は、今となっては生きて産まれてくる率のほうが高くはなったものの、
正常に出産できることは、実はありがたいことではないのですか?
病に侵されるのも、怪我をするのも、
治るのはありがたいことではないのですか?

そうやって過去の人たちが生きるのはありがたいなと思った行為を子孫に伝え、
死んでしまう人を何とか生きさせようとする人たちの知恵が凝縮され、
先祖代々の英知が集められ、生きたいと思う気持ちを助けてくれる、
その職業が医師ではないのですか?

何かが「生きる」という奇跡がそこにあるということを
気がつかせないようにしているようにも思えます…。

政府も

 少子化対策:政府与党が初会合 財源確保も議論

与党側からは出産の際の財政支援や、子どものいる世帯への税制優遇策などを求める声が出た。

こんな間の抜けたことをしていないで、
まずは子供を安心して産める場所とその人手の確保をしてくださいな。

子育ての現場にお金が足りないのは、
人手をお金で買っているのも一つの原因なんですよー!