順天堂浦安病院:診察日の待ち時間との付き合い

CAMUSはいま、順天堂浦安病院に月に1度程度通っている。
通う科は「血液内科」である。
前回の診察日に次回の診察予約をして、定期的に検診をしてもらっているというイメージだ。

検診の予定タイムスタンプは、病院に到着した時点を00:00とすると、処置がない場合では次の通りだ。
00:00 自動受付による、診察科の選択
00:01 内科2(血液内科は内科2の一部)の受付窓口にて、採血票をもらう
00:03 採血センターに採決票をわたし、採血をする
00:10 内科2の窓口に戻り、採血が終了したことを報告
01:00 処置がない場合、ここで採血結果をもとに問診と処方
01:05 次回予約と伝票を受け取る
01:10 会計をして終了
採血をするのはその日の検診に使うデータが欲しいためであるので、採血の結果がでるまではどうしても待ち時間が発生する。
さらに、ここに処置がはいるとすると、問診前に40分程度行われるので、30分程度、問診が遅れることがある。
予定では、このようなタイムスタンプにあわせたすごし方をする。

しかし、予定は未定。実際はそんなうまくいくはずがない。
予約をしても、急患が入るとその分、時間がずれる
処置用のベッドが空かないと、処置までに待ち時間が出る。
そして、血液内科という性格上か、どうしても同伴者がいることが多く、問診に非常に時間がかかる確率が高い。

そうやって、血液内科の問診までの道のりは、とてつもなく遠くなり、遅れに遅れる。
ひどい時には3時間遅れになってしまうのだ。

しかし。
患者だっておりこうさんである。その辺は結構わきまえているものである。
定期健診組は思い思いの行動に出ているのだ。
病院内のミニ図書コーナに居座って本を読み漁る
PCや携帯端末で遊ぶ or 仕事する
編み物や刺繍などをする
井戸端会議をする
待合室が長いすであることをいいことに、開き直って寝る
外出してしまう

私の場合、第1選択が「外出」で、第2選択が「GBAで遊ぶ」or「本・雑誌を読む」である。
その選択肢を分けるファクターは主に天候である。最近、私が検診を受ける日はどういうわけだか雨が多く、外出できないことも多いのだが…。(悲)
外出する場合、採血が終わった時点で「いま、N先生は何時の予約の方を診ておられますか?」と聞いておくのが、時間を有効に使うコツである。
採血が終わった時点での時間の遅れを知っておくことで、どれぐらいの時間外出できるのかを算出してから外出するのである。
ちなみに、外出して何をするかというと、新浦安の駅前に行き、このとき!とばかりにおいしいものを食べてマッサージをしてもらい、さらに時間が余ればウィンドウショッピング(本当に買う時もある…)を楽しむのである。
私に休日はないので、検診の日が唯一の休息の日なのである。

ところが。
思うとおりの行動に出ることができない場合がある。
もうにっちもさっちも体が動かないときもある。
そんな状況では問診までの時間が待てず、見る見るうちにぐったりしていくので、検診とはいえ待ち時間の多さには本当に苦労させられる。

私はまだ血液内科に通う患者の中では若い方だから何とか踏ん張れているところがあるが、血液内科に通う方は年配の方がとても多く、体力もない。
そういった方々がぐったりされている姿を見ると、検診に通うことがとても気の毒に思えて来る。
一応、処置室もあるのでベッドで休ませてもらうこともできるが、大概処置(点滴とか輸血とかマルクとか…)のために使われていて空きがないことが多いので、ベッドで横になれる確率は低い。

患者数も元々多いし、設備も比較的整っているうえ、同じレベルの設備のある病院が周りにないことも手伝って、さらに患者の数は増える。
増えれば当然、待ち時間も増える。

内科2にいらっしゃる先生方はとてもいい先生が多いと聞く。
N先生はとても丁寧に診察して下さる。
情報もたくさん…それこそ、これでもか!と言わんばかりに開示して下さる。
それはとてもいいことだと思うのだ。待ち時間が多少増えたとしても、その丁寧さに比べれば、どうってことないと感じる人も多いと思う。

しかし、それでも、わざと待ち時間が多くなるようなシステムになっているのでは、と勘ぐらずにいられないほど、長い待ち時間なのだ。
何とかならないものなのだろうか…と、待合室を見るたびに思ってしまうのであった。