物理のテストの緊張をほぐしてくれたものは

CAMUSがまだ高校生だったころの話です。

3年生の2学期の期末テスト。

英語・数学・物理

という超ヘヴィ〜な3連発の時間割の3時間目の物理の時間にコトは起こった。

高校3年生の2学期の成績は受験に大いに響くので、気合は入れてはいたのだが、いかんせんヘヴィ〜な時間割のため数学が終わったころにはカナリくたびれていた。
物理は好きなのだけれどもちょっと苦手な私は、ここが勝負どころなので、多少緊張して試験に臨んだ。

テストの内容は中程度の難易度。
ポカさえしなければ80点以上は何とかクリアできそうな感じだ。
ただ、私は緊張しているとよくポカをするので、かなり慎重に問題を解いていた。

物理のクラスは男子だらけ。女子は私だけ。
普段はおちゃらけた人たちも結構真剣に問題をといており、結構重い空気になっていた。
男ばっかりの重い空気ってホントに重いんですよ。(笑)

まぁ、それはおいといて。

テストが中盤になった頃、物理の担任の先生が巡回に来た。
テストに対しての質問がないかの確認のためだ。
ゆっくり担任の先生が回っていく。

 緊張が高まる。

そのとき。外から思いがけない声が響いた。

アホー

窓の外の木の枝に止まったカラスが一声、そう鳴いたのだ。
アホーってカラスが鳴いた…アホーって…。
そう、漫画のように…。
しかも、物理の時間に、狙ったかのように…。

物理のクラスの緊張は、一瞬にして、崩れ去った。
笑いが止まらない。
もう、みんなグダグダだ。

おかげで私の緊張は解けたのだが、思い出し笑いをしては肩を揺らす自分にちょっとえーかげんにせーとツッコミたかった。

ちなみに、そのテスト、ちゃんと80点以上、取れました。
物理の成績は何とか4をキープできました。よかった。