喧嘩の仕方も少しは上手になってきたかも…

ある日、某大手スーパーの一角にある子供用スペースで娘(4歳)をあそばせていたときのことでした。

子供用スペースに置かれているソフトブロックで遊んでいた娘は、ちょっと大きめの赤いブロックの一つをお気に召したようで、移動するたびに持ち歩いていました。
赤いブロックを立ててみたり、寝かせてみたり、その上を歩いてみたり、寝転がってみたりして遊んでいたのですが、喉が渇いたらしく、私の元にブロックを持って来て「のど渇いたー」とのこと。
子供スペースの外にブロックを持ち出してはいけないし、子供スペースの中で飲食するのはいけないことだ、と娘に教えると、娘はちゃんとブロックを子供スペースの自分の位置に近いところに置き、子供スペースから出てきて携帯してきた飲み物を飲みに来ました。

飲み終わった子供は、急いでお気に入りのブロックをとりに行きます。

すると、ブロックを狙っていた別の同じぐらいの年の子がそのブロックを捕りに来ました。
すんでのところで、娘が先にそのブロックをつかみ、「これは私が遊んでいたやつだからね」と言うと、その子はむっとして奪おうとしてきました。
しかし、力は娘の方が強く、しっかりキープ
余計にむっとしたその子は娘に対して息をブーっと吹きかけてきました

さすがにこれには娘もむっと来たらしく(私でもむっとする)、はじめはよけるなりしていたのですが、執拗に息を吹きかけてくるので、「止めてよ!」といいながら、手が出た模様。
娘が手を出したので、余計にカチーンと来たその子は、なんとその辺のソフトブロックを手当たり次第に娘めがけて投げ始めました。

はじめは娘も「止めて!」といいながら、逃げ回っていました。
手にはしっかりと、あの大き目の赤いブロックを抱きしめて。
逃げてある程度距離が開いたので、もう投げてこないだろうと思ったら、しつこく追いかけてきてブロックを投げてきます。

ここで、相手の保護者の方が「○○ちゃん、やめなさい!」と声をかけます。
が、そんな声がその子に届く状況ではありません。
どう見てもやかんがピーッて鳴いているようなぐらい、怒り心頭モードです。

さすがにウチの娘も応戦。
投げつけられようとするブロックを、しっかり抱きしめていた大き目の赤いブロックでブロック(^^;)して相手に押し付けます。
足腰が丈夫な娘は、そのままブロックを押し付けて相手を押し倒してしまいましたが、その隙にまた逃げます。

またまたその子は追いかけてきて、ブロックを投げつけます。
「止めてよ!」娘の最後の大きな一声。
そして投げつけられるブロック。
最後には娘は泣き出してしまいました

そこで、相手の保護者が無理やりその子を引きずって放しにかかりました。

CAMUSはというと、その様子をじっと観察していただけでした。
私の娘は比較的冷静に対応していたと思いましたので、親が出る幕ではないと思ったからです。
最後に泣いてしまったのはちょっと反則かなぁ…とも思うのですが、相手がしつこかったので仕方がないでしょう。
それ以外はちゃんと「止めて」という意思表示をしていましたし、ポイントポイントできちんと応戦していたので、上出来だったと思います。
ですから、娘には

「ちょっと手は出ちゃったけど、その前に『止めて』って言えたのは偉かったね」

といって誉めてあげました。
…なんか違う?(^^;)

と、ここまではよかったのです。
このあとが多少まずいんですヨ。

私「あの子を思いっきりこかしちゃったね。ちょっとやりすぎたかな?」
娘「やりすぎてない」
私「そぉ?でもこけて痛かったと思うよ?」
娘「だって、ふーしたもん」
私「ふーされちゃったときはたたいちゃったでしょ?」
娘「たくさんぶつかって痛かったもん」

うーん、どうも、自分のしたこと自体は謝る気はなさそう。(汗)
確かにたくさんぶつけられて、アレだけの応戦で娘の気が済むとは思えないけど、相手をこかしてしまったのは確かなのだし…。
と思って、相手方の方をふっと見てみると、

お菓子を出してその子の機嫌をとっている!

ではありませんか!!

何を甘やかしているのだ?(怒)
ちゃんと説得して、本人に謝りに来させるとか、そういうことはしないのか?

なんだか、その子がウチの子に対して、息を吹きかけたりブロックを投げつけてきた理由がわかるような気がしました。sigh

というわけで、娘が『謝らない!』という態度をとっているし、相手のほうもそういう状態なので、CAMUSも謝らないことにしましたとさ。(^^;)