彼らは何をしに行ったのか… -JR福知山線・事故の犠牲者の法要に思う- 追記

先日起こったJR福知山線(宝塚線)の事故で、私の大学の後輩(在学生)が亡くなりました。

事故のことについては、ただただ再発防止に努めて欲しい、こんな悲しいことはあって欲しくない…とその想いだけです。
JR西日本よ。渾身の力を込めて対策を練っていただきたい。
それだけです。

今回は、亡くなった後輩がらみのお話です。
本日、大学側でその亡くなった後輩の法要が行われたそうです。
その法要の様子を小島先生が少し記述しておいででした。
そこに書かれていた出来事に、衝撃を受けたので、一部引用させていただきます。
TV 局らしき、VTR 機材を持った人が 5〜6 人来ていたのですが、礼服を着ていたのは NHK の腕章を持った人だけでした。NHK も、VTR の人は礼服だったのですが、マイクの人はそうではありませんでした。TV 局の人ってこんなものなのでしょうか。 新聞社らしき、手持ちカメラを持った人も 7〜8 人来ていたのですが、こちらはほとんど礼服でした。
この取材陣の方々は、法要があるとわかっていて取材に行かれたわけですよね?
法要が行われた場所は山奥で、この大学の学舎以外何もないところですから、偶然通りかかったら法要をやっていたから立ち寄った…ということは一切ないはずです。
わざわざ、そこに出向くつもりで行かないとたどり着けないところなんです。

なのに、礼服を着ていない方がいらっしゃるというのはどういうことでしょう?

彼らは、JRの事故の犠牲者がいるということだけを取材すればよかったのでしょうか?
犠牲者に対してのお悔やみも何もなく、ただただ、事実だけを淡々と伝えるためだけに出向いたのですか?
それとも、ただのイベントというだけで出向いただけなのですか?

彼らには彼らのポリシーがあって、わざと礼服を着なかったのかもしれません。
ですが、彼らが何を伝えたくて礼服も着ずに法要の場に出向いたのか、私には理解できませんでした。

本来なら、同じ学部の同じ学科の後輩にお焼香だけでも…と思うのですが、如何せん、関東からは遠すぎて行く事がかないません。
せめて、この場から後輩のご冥福をお祈りしたいと思います。合掌。

【'05/04/30追記】
私、礼服喪服を思いっきり勘違いして、小島先生の文章を解釈しておりました。(汗)
礼服だと確かに動きにくいですし、報道関係者としてのフットワークやら何やらが生かせないかもしれませんね。ご指摘感謝します。

ただ、小島先生も私と同じ勘違いをされていらっしゃる可能性もありますが、本当に礼服でないといかーん!とお思いかもしれません。
その辺りは定かではありません。個人的にはどっちもありえるなぁ、五分五分かな、ぐらいの感覚はありますが…。
それでも、もし、報道関係者が喪服などを着ておらず、普段の装いで法要に訪れたのであれば、せめて喪服ぐらい…無理でも喪服並みの装いで、死者への礼儀をしてほしかったなと、今後はそのことに気をつけてほしいなと思うのであります。

コメント・メールでご意見を頂戴し、感謝しております。
上記の記事を書いたときには、(自分の勘違いにより>かなりお馬鹿…)かなり衝撃をうけ、激怒していたのですが、今はだいぶ落ち着いておりますゆえ、皆様方のご意見を冷静に且つ厳粛に受け止められていると思います。
つーわけで、怒っちゃいませんからねー。

後ほど、時間が取れるときにここにお返事したいと思いますので、今しばらくお待ちいただければと存じます。(拝)

【'05/05/06追記】
先に引用していた部分が、以下のように変わりました。
TV 局らしき、VTR 機材を持った人が 5〜6 人来ていたのですが、喪服を着ていたのは NHK の腕章を持った人だけでした。NHK も、VTR の人は喪服だったのですが、マイクの人はそうではありませんでした。TV 局の人ってこんなものなのでしょうか。 新聞社らしき、手持ちカメラを持った人も 7〜8 人来ていたのですが、こちらはほとんど喪服でした。
小島先生の「死者や喪に服している方々に対してぐらいは礼を尽くして欲しい」という強いお気持ちから、「礼服」という言葉をわざと使われたそうです。