SEだって半田ごてをもって電子制御の研修をやりゃーいいんだ

やってられるか!わが社ご自慢のエンジニア育成法/Tech総研
という記事があって、いろんなトンデモ育成法からこりゃぁいいぜ!な育成法までが紹介されている。
はじめのほうは、ホントにトンデモな育成法しか出てないので、笑い飛ばしてください。
目が留まったのは、Part2から。

Part2 おいおい、こいつは使えるぞ。推薦できる教育法。
はんだごてを使った技術実習
はんだごての研修。新入社員教育でソフト職もハード職も受ける。隔週で半年間、午後はずっとはんだごてを握る。

そうだよ、半田ごて握って電子回路設計だよ!
これがコンピュータを理解するには、以外に手っ取り早い方法なんだよ。

単純なカウンター回路を作るだけでも、AND素子とかOR素子とかNOR素子とかいろいろ組み合わせてやんなきゃいけなくって、そういう知識ってプログラムを作るときももちろんだが、その上流の設計でも必要になってくる基礎知識だったりする。
電流がどっから流れてきて、どう動いて…というフローをプログラムを書くかのように、抵抗とかトランジスタとかコンデンサーとかICチップとかそういう素子たちを使って正常処理・異常処理を配置していくのだ。
結構ちゃんと配置してやんないと、簡単にショートしたりして、こげくさーい思いして失敗しちゃうのもご愛嬌。
その失敗だってちゃんと自分の糧になるのさ。

使うものが違うだけで、実は、プログラムを組むのと同じことをやっているんだって気付けた人はおりこうさん。
こういう回路が集まってでかいプログラムが出来る、って言うことが簡単に体感できるんだーって想像力が沸いてくると思う。

そして、コンピュータもこういう回路が集まって出来たものだっていうことに気がついた人もおりこうさん。
筐体自体をどう扱ってやればよいかの知識がより簡単に身につくというおまけに気付いて、どう扱えばよいかが回路を通してわかってくる。

メモリはこうやってデータを覚えてんだよ、ってのを実体験させりゃいいんじゃん。
2進数はこうやって数えてんだよ、ってのを実体験させりゃいいんじゃん。
2進数の計算はこうやってやってんだよ、ってのを実体験させちゃいなよ。

電子回路で。半田ごて握って。

やったらいいじゃん!
手を動かす実習は楽しいよ。
楽しい実習で、楽しく研修が出来れば、万々歳じゃん。

ビバ、半田ごて!(なんか違う)