良妻賢母の正体は隠れ女王様? −「いい妻、いい母」が家族の笑顔を奪うわけ−

AllAboutにこんな記事があった。

 「いい妻、いい母」が家族の笑顔を奪うわけ

自分を犠牲にして
家族につくしすぎていませんか?

あなたは自分のことは二の次にして、家族の世話や家事をきちんとやるタイプですか?そんなあなたは「しっかり女房」として、周りからの評判も上々なのではないでしょうか?

自分の人生を夫や子どもに捧げてつくす。こうした「自己犠牲」の精神は、長い間日本女性の美徳としてたたえられてきました。

しかし、実はこうした「いい妻」「いい母」こそ、夫婦や家庭のトラブルを生む元凶になりやすいのだということをご存知でしょうか?

こんな導入でこの記事は始まる。

この記事を読みながら、私はだんだん
 何かおかしい、何か納得がいかない
という気持ちが強くなっていった。

何が納得いかないんだろう?と、もう一度読み直してみたら、
この一文がものすごく自分の中で引っかかるのであった。
「私がいなければ、この家は成り立たない」⇒「この家の舵を握り、管理しているのは私だ」という支配心にたどりつきます。
「私がいなければ、この家は成り立たない」
     ↓
 「この家の舵を握り、管理しているのは私だ」


この図式が私には理解できなかった。
私なら、こういう図式になるからだ。

「私がいなければ、この家は成り立たない」
      
 「成り立たないようにしているのはどこの誰じゃー!」
      
 「成り立たんでもいいようにめいめいが舵とらんかい!ごるぁ!」


…でも、このあと、誰もなんもやんないから、
最初に戻って永遠にループするって感じだったりしますが。(爆)

にしても、先の図式に当てはまる女性は、ひょっとして

 実はとっても女王様気質?

と感じたりなんかした。(^^;)

ひょっとすると、ご主人に向かって
 「あなた、今日はこのスーツになさるなら、このネクタイが似合うわ」
といいながら
 「あたくしが夫の着るものから履くものから用意していてよ」
と内心自分自身のコーディネイターぶりにまんざらでもなかったり、
 「トースト焼けてるわよ。早く準備なさいね」
と朝一番に息子に行動するよう促しながらも
 「あたくしがいなければ息子はトーストすら食べれないのよ」
と手取り足取り腰取り世話する自分に陶酔したりしてるんだろうか…



違うよな、たぶん。(^^;)
…あれかな、悲劇のヒロインになりたい症候群ってやつかも。


本当の「いい妻、いい母」というのは、
相手を自分自身で生きられるように育ててやれる人のことだと思う。
本当なら自分でやっちゃったほうが早いことを、
根気よく教えていかなくてはならない。
それを継続していかなくてはならない。
そう思う。

できていないな、私は。orz